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百聞は一見にしかず

妻の欲目ではありませんよ。

すけさんは、子供に人気がある。自分の子はもちろんだが、よその子でもすけさんは親しみやすいらしい。

休日ともなると一日中、子供が群がって大変そうだ・・・私は楽できて良いけど(笑)

すけさんは穏やかだし、子供と遊ぶのが上手だし、勉強を教えるのもうまい!!そして、私と違って滅多に怒らない。(ここは子供にとって重要ね!)

そんなすけさんでも、きな君の発達障害特有の行動を理解することは難しかったみたい。

まあ、当たり前といえば当たり前・・・発達障害って、人間が当たり前に出来るって思っていること、成長過程で自然と身につけると思われていることが、想像を超えて出来ないのだから・・・。


すけさんがきな君を理解し始めたきっかけ・・・それは、発達障害児を集めて行う野外教室に家族で参加したことだった。

百聞は一見にしかず・・・とは良く言ったものです。
妻にヤイヤイ言われるより、ちょっと見てみたほうが早い!!!

まあ、野外教室でのすけさんは、ファンタジスタたちの大胆な行動に、カルチャーショック!!

それはそうだ・・・


まず、指示に全く従わない!・・・小中学生の集まりですよ。

先生の「集合!!整列!」の声に反応したのは、もっちを含む3人の3歳児のみ・・・つまりファンタジスタたちの弟妹。
この幼稚園児たちはすばやく反応し、一列に並び、「前ならえ」までしていた。

ここにいると、彼らが特別優秀に見えてしまうが、本当はこれが普通の行動なのだろう・・・。

さて、ファンタジスタたちはと言うと・・・

きな君は広場にある一番高い木の上で様子を伺っていた。

きな君は始めての場所では様子を見ることから始める。いつものことだ。様子を見るのはいつも、木の上や棚の上など、必ず高いところから・・・

君は・・・野生動物???

他のファンタジスタたちも、見えない敵と戦っているし、4月だというのに川にジャブジャブ入っちゃうし、裸になっちゃうし、もうやりたい放題!!

ファンタジスタ達が、整列できたのはお菓子を配られたときだけ・・・メリットがあるときは素早い!

料理を作れば、訳の分からないものをどんどん鍋に放り込むし、キャンプファイヤーの火は「大人だけ火遊びしてズルイ!」と川の水で消してしまう・・・

百聞は一見にしかず・・・ですからね、いくら書いてもあのときのすけさんのショックは伝わらないと思いますが・・・

まあ、そんな事が普通におこります。

帰りの車の中ですけさんが、ぽつり・・・

「きな君は、あの中に入るとおとなしく見えるな・・・」

まあ、他の子供が意味もなく騒がしいというわけではないのですよ。4月で新メンバーが加わり、一年生のオチビちゃんたちも増えて・・・混乱していただけ。彼らは彼らなりに不安の中で頑張っていたのです。

きな君は、すでに2年間療育していたし、4年生になっての初参加だったから落ち着いて見えただけ。

あくまでも見えただけです。木の上から様子を伺うなんて、胸を張ってまともだとは言いがたい・・・

それに、1年生のきな君が参加していたら・・・

考えただけでも恐ろしい・・・

月に1~2回の野外教室。
半年も経つと、おどろくほどまとまって来ました。バラバラだった行動も、集団で遊んだり探検したりするようになって、より楽しそうに見えます。

彼らはなにも、わざと輪を乱そうとか、反発しようとか思っているわけではないのだから。

本当は素直でまじめなんですよ!本当です!!

まあ、そうは思えない行動が目立ちすぎちゃうって言うか・・・損な性分ですよね。

すけさんも少しづつ、彼らに慣れてきた様子。少々のことでは驚かなくなった。

泊まりのキャンプでは先生と同じテントで、色んなお話を聞いたりして・・・すけさんもしっかり教育されているみたい。

今までは、母親まかせだった療育も、積極的に参加するようになった。
休日の懇談会などにも顔を出すようになってきた。

発達障害児を支える両親が、彼らと一緒に様々なものに参加する意味は大きいと思います。専門家がいるとなお良いと思います。

すけさんも参加することで自分の認識を修正し、理解できるようになってきたもの。

私もすけさんも、普通にお父さんやお母さんでいることでさえ分からないことだらけ。ましてや、発達障害に関しての認知はゼロに等しくて・・・

きっと、教えられる場所があったからここまで来れた!

子供だけじゃありませんよ、、、親たちも教育されてます・・・(笑)

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いちばん変わったのは・・・

きな君が通級を始めたのは、二年生の4月。

市の規定では、通級は2年間と決まっているから、規定を超えて通わせてもらっている。

担当の先生が、「もう少しなんです。」と通級の延長を勧めてくれた。

それまでは、さして効果を実感できなかったのに、さすが専門家!
3年目に入ってしばらく経ったころ、きな君に明確な変化があらわれた。

どう、変わったか・・・はちょっと今日の主題から外れるし・・・なが~くなってしまいそうなので、今日は省かせてもらいますが、周囲のお母さん達にも、「きな君変わったね~」と言われるくらい成長した。


明確な効果があらわれたところで、先生の方から「退級」のお話が出た。
昨年、2年満了で退級を考えたときは不安でいっぱいだったけど、今回はきな君の確かな成長を感じて、親子で胸を張って退級出来そう。

きな君に退級を納得させるため、まだ半年も先なのに退級届けを書いた。

きな君は納得がまだ出来なくて書けなかったから、先生が「クラスのお友達と、もっと一緒に勉強したいので、通級を2013年5月に退級します。」と書いてきな君が署名した。

いつも名前なんて読める字で書かないのに、丁寧な字で書いてあった。

・・・雨でも風でも、もっちや私が体調が悪くても・・・欠かさず通ったよね。通級のために自動車免許を取ったり、私のスキルまでアップしちゃったよね・・・なんて考えると、私までジーンとしちゃって・・・

先生に思わず、

「先生、うちの子変わりましたよね。親ばかかもしれないけど、本当に成長したと最近感じるんです。先生、本当にありがとうございます。あと少し、よろしくお願いします。」

と頭を下げた。

すると、先生の意外なお言葉が・・・

「確かに・・・きな君は成長しました。でも、一番変わったのはお母さんですよ。」

ええっ・・・??わたし・・?
「えっと、あの・・私は自分ではぜんぜん分からないのですが・・・(汗)」

「お母さんは、いつも不安そうで迷っていて・・・それがきな君に不安感をあたえ悪循環なところがありましたよ。でも、最近はきな君への対応がうまくなりましたね。」

先生・・けっこうグサッと来ることをさらりと言うね・・・

そして分からないなら・・・と、過去の通級ノートをどさっと渡されて・・・
「読み返したらわかりますよ。」と言われた。

さらに先生は、「お母さんが変わらないと良くはならない。お母さんが一番関わる人なのですから。お母さんをみれば、退級しても大丈夫だな・・って分かるんですよ。そこまで通ってもらえてよかったです。」と言った。

通級は施設の不備や人手不足もあるけど、母親の負担が大きかったり、学習の遅れを気にしたり、周囲の視線が気になったり・・・なかなか浸透していってないなって感じがある。

まあ、通級後にパニックが頻発したり、通級でとまる練習やバランスをとる練習をしているのを見ると、学習に全く関係なさそうだし、これは一体・・・何をやっているんだろう・・・?って不信感ていうか、迷いもあったけど・・・

結果的に、ウチは通ってよかったな~って思っている。

まあ、通級に通わせたのは・・・
きな君が診断されたとき、私が自分で何とかする自信がぜんぜんなかったものだから・・・
専門家にお任せしちゃおう!って思っただけなんだけど。


さて、ノートには、不安や迷いを訴える私の言葉でいっぱいでした・・・(汗)
いや~私、こんなに悩んでいたのね!

でも、少しづつ、少しづつ・・・前向きな言葉になって・・・
やっぱり、私も変わったかも!!

って、思っちゃいました。

実は・・・私まで療育されていたのかも・・・(笑)
先生・・やるな~!
さすがです!!!




リサーチ

先日、きな君は宿題をしながら話しかけてきた。

「お母さん、おれさあ、今日は宿題のやる気がけっこうあるんだよね!」

「へえ~それは良いことだね。」

書字が苦手なきな君。いつもなかなかやる気が出ないのに珍しい。

「それでね、今日は調子が良いから、明日の宿題もやることにしたんだ!!そうしたら明日は宿題なしだよ!くふふっ・・・すごい計画じゃない??」

・・・すごい計画って言うか、計画倒れまちがいなしの計画って言うか・・・思い通りにならなかったらパニックまちがいなしって言うか・・・

はっきり言ってやめてほしい・・・。

「あのさあ、明日の宿題って明日出るんじゃないの?」

「今日は漢字のドリルが7番だったでしょ。だから明日はたぶん8番だよ!」

たぶん・・・?そんなところヤマはってハズレたらどうするのよ・・・(汗)ヤマが外れたら絶対にとばっちりが来る!

「え~・・・でも明日も漢字とは限らないよね?算数とかだったらどうするの?」

「大丈夫!先生の宿題、ワンパターンだもんね!」

「でもさ、いくらワンパターンでも明日に限って他の宿題を出しちゃう可能性はあるんだよ。」

「先生が他の宿題出そうとしたら、今日はドリルの8番が良いと思いますって提案してみる。」

思い込みが激しいアスペ君・・・ここまで来ると失敗しないと分からないね。はあ~明日覚悟しよっと。

きな君は自分の計画にうっとりしながら宿題を進める・・・だめだ、もうとまらない・・・って思ったその時!

「博物館」という漢字になって、うまく書けずみるみるテンションダウン!!

「なんだ、この漢字!難しすぎるよ!(イラッ)せっかくのやる気がなくなっちゃったよ!」

お母さん的にはラッキー!!

テンションが完全に下がったところで、「疲れたみたいだね~明日の宿題は明日にすれば?」と持ちかけてみる。

さらに、「先生の宿題がワンパターンがどうか・・・リサーチしてきなよ。計画はそれからでも遅くないよ。」とリサーチをすすめる。

このリサーチという行為、臨床心理士の勧めでよくやらせてみるんだけど、第三者的な視線で物事が見れてとっても重宝しています。

リサーチと言っても難しいことではありません。

たとえば、「長靴を履いていったら集団登校でバカにされた!長靴なんて誰も履いてない!運動靴だとぬれるし、雨の日は学校へ行きたくない!!」とゴネたら・・・

こんなとき、きな君はバカにされたことで頭がいっぱい!周囲を見る余裕なんてないの。

だから・・・

頭ごなしに否定しないで自分で確認させるだけ・・・

それだけです。

「本当に誰もいない??じゃあ今度雨が降ったらクラスに何人長靴がいるか確認しよう。」とリサーチを勧める。

それに、数で確認できることとか分類することが大好きなので、意外にもリサーチ好き!
たいていは「それは良い考えだね!」ってことになる。

すると、
「な~んだ、クラスに長靴10人もいたよ!おれも履いていこう!」ってことになる。

クラスで何人かにちょっと嫌がらせをされて、「クラスのやつらは、みんな敵だ!!うえ~ん、、、」ってなったときも、

「そっかあ~それは辛いね!!!」と認めてから、
「でも本当に全員敵なのかな?U君(正義感強くて優しい子なんだよね。)も敵なの?」と聞いてみる。

・・・「U君は敵じゃないかも。」となったら、
「じゃあ他にも味方がいるかもよ。何人味方か調べてきて!」と頼んでみる。

するとしばらくして、「けっこうおれの味方いたよ!」って報告してきたりする。

ちょっと高度になると、「アイツは他の人にはやらないのにおれだけ意地悪する!」という時に、「トラブルにならないほかの子が、彼とどう接しているのか・・?」をリサーチさせてみる。

対人関係は苦手だから、リサーチしたからといってすぐにマネは出来ないけど、「アイツは他の人にも意地悪しているかも。みんなは相手にしないけど、おれはカッとなっちゃうんだよね。」・・・
と、自分を外から見れたりする。

アスペ君は、シングルフォーカスと言って一度にふたつ以上、物を考えられないようです。
本当は、「明日はたぶんドリル8番だけど違うかもしれないな~」・・・となるのですが、この「違うかもしれないな~」が難しいみたい。

こうだ~っ!ってなっちゃうと良くも悪くも突っ走っちゃう!
そんな時、リサーチする事で、ちょっとブレーキがかかって、リサーチの結果を検証して何が得策か考えられるんだよね!!

アスペ君じゃなくても、思い込みが激しい方・・・試してみても良いかもしれません(笑)

そうそう、明日の宿題リサーチ・・・
結果はワンパターンじゃなかった・・・そうです。

きな君・・・「昨日、ドリル8番やらなくてよかったよ!」

ほ~んと・・・良かったよ。

世界チャンピオンはだれ?

昨夜の夕ごはんは、お義母さん(きな君のおばあちゃん)特製のコロッケだった。

私も新婚当初はホットケーキを焦がす主婦でしたが、結婚12年・・・
家族のリクエストに応え、「おいしい」と言ってもらえるようになりました。

なりましたが、義母のコロッケと餃子だけは足元にも及ばない・・・(汗)

順位とか順番とか数字で管理されるものが好きなきな君・・・餃子とコロッケを食べると必ずランキングをつけたがる。

コロッケに関しては、義母のコロッケが絶対王者!!
だっておいしすぎて、自分で作る気にならないんだもん。
だから、メンチカツとかは作るけどコロッケは、義母から「作ったわよ!」って連絡が入るのをひたすら待つ。
それに、コロッケの中身は・・・ジャガイモとひき肉、たまねぎ・・・コロッケにしなくても食べれるでしょ!

でも、餃子はそうはいかない。
キャベツもニラもネギも・・・きな君の普段は食べれない野菜ばかり。それが餃子になっただけで食べれるのだから、私もちょくちょく作る。

そうすると始まるのが、きな君のランキング!

「やっぱり、ばあばの餃子が世界チャンピオンだな!点数にすると100点!」

私の餃子を食べながら、ばあばをほめる・・・ちょっと複雑・・まあアスペ君だからね、ウソはつけない。

「ランキング1位は、コーちゃんのお母さんの餃子!点数は98点!コーちゃんのお母さんの餃子もうまい!」

コーちゃんのママは調理師学校出てるからね・・・私もいただいた時、おいしいと思ったよ。

母の気持ちなんてそっちのけ・・・絶好調でしゃべるきな君!まあ、空気を読めない特性なんだから・・・

「ランキング2位は餃子の王将!点数は90点!王将もまあまあ、うまい!」

ふーん、お母さんの餃子は王将にも負けちゃうんだ。まあしょうがないよね。あっちはお店だもの。

「ランキング3位は・・・おまちかね、お母さんの餃子!!」

やっと来た!思わず聞いちゃう!

「お母さんの点数は?」

「お母さん、ごめんね。」

なぜ、あやまるのかな?4番にしちゃって、きな君なりに気を使っているのかな?

「残念、60点!」が~ん・・・ショック!

きな君が気を使えるわけなかったよ・・・(涙)あのごめんねは何だったのだろう。すごい低い点数だよってお断りだったのかな?それにしても、低すぎるだろっ!!

あんまりにも正直な評価に、しばし呆然・・・

すかさず、すけさんがフォロー「お父さんは、お母さんの餃子が一番おいしいと思うよ!」

しかし、きな君は「そうかな~・・もっとおいしい餃子あると思うけど・・。」腑に落ちない様子。

本人目の前に、正直にもほどがあるよ・・・きな君。

「いや!お父さんは、お母さんのが一番だ!だいたい60点なんて、作ってくれた人に失礼じゃないか?」すけさんのフォローもきな君の前ではむなしくなるだけ・・・

「すけさん、もういいよ。ほんとの事だもん。」

きっと、私は本当にしょんぼりなオーラを出していたんだろうね。

きな君もしょんぼりお母さんをフォローしようと、「お母さん、大丈夫!お母さんにも良いところあるよ!」と一生懸命、私の餃子の良いところを探してくれた。

ウソはつけないから、他に良いことを探す・・・後日、臨床心理士の先生が「それは、きな君の成長ですよ。物事を考える時に、違う角度から追求する・・・彼は哲学者ですね。」と説明してくれた。

・・・ふ~ん餃子と哲学・・・あんまり結びつかないけど・・・。きな君が哲学者??まあ、哲学者って変わり者っぽいものね。(あくまで私個人のイメージです。)

話を餃子に・・いやきな君に戻します・・・

「あったよ!あったあった!!」

どうせ突拍子もないことを言うのは分かっている。でも得意満面のきな君を見ると、「なになに?」ときいてしまう。

「すごいよ。お母さん!これはばあばを抜かして世界チャンピオンだね!」

えっ、何かしら・・・?ちょっと期待!どきどき・・・

「じゃ~ん、発表します!餃子の焼き方世界チャンピオンはお母さんです!!」

餃子の中身関係ないじゃん!!ショック通り越して爆笑!!

「お母さん、良かったね!世界チャンピオンだよ!おめでとう!!」

傷口に塩を塗ってるとも気づかず、得意気に私をほめるきな君・・・

アスペ君・・・ウソはつけないって良いことだけど・・・きな君の哲学かもしれないけど・・・

もう笑うしかないよね(笑)

きな君の目標

きな君は予定が明確だと落ち着くと、以前書かせてもらいました。

予定と同じくらいきな君に大切なものが、どうやら目標なのです。

目標を決めて、それを達成するまで頑張る・・・と言えば聞こえも良いし、出来の良いお子様に感じるけど、大人の考える目標とは違うみたい。

きな君にとって、目標は予定と同じ。走っていく方向にある目印みたいなものなんだろうね。

たとえば、きな君は年度初めに「学校を休まない」という目標を必ずたてます。大人からしてみれば、そんなの目標じゃないよ!!って思ってしまうけど、きな君にとっては学校へ行くための大切な目印。

きな君の入学当時は、診断前だったため親子で大パニックだった。

きな君に対する違和感は生まれたときからあったし、入学に対するなんともいえない不安はあった。
でも、何も出来なかった。

私の混乱以上にきな君は大変だっただろうね・・・

当時は自分の気持ちを言語化できず、帰宅すると何時間も泣き叫ぶ・・・なんて珍しくなかったもの。
きな君は、集団登校でみんなの速度に合わせて歩く・・・そんなことも難しかったみたい。

言語化が出来るようになったきな君によると、「早いのはどんなに早くても楽なんだけど、遅いのに合わせるのは難しい。」らしい。
言語化できると、三秒で気持ちを伝えられるのに、当時はどんなに泣いて暴れられてもきな君の気持ちは分からなかったよ。

学校へ行く意味が分からなくて不安だったきな君は、学校へ行くという目標を立てて、学校へ行く意味を自分に持たせたのだと思う。涙ぐましいでしょ!

でもね、涙ぐましいではすまないのがアスペ君なのよ。

融通が利かない彼らの目標は、達成できないとこれまたパニックになってしまう・・・

学校へはどんなことがあっても必ず行くの。もうこれは動かせない。

もちろん、どんなに具合が悪くても必ず行きますよ~!

「きな君、熱あるし、夜中に吐いてるし、今日はお休みしよう。」なんてことは通用しない。

真っ青な顔で、ふらふらしながら学校へは行く。

「お母さん、おれ学校着いたらすぐに保健室に行く。すぐ早退だからお迎えよろしく。」

と言い残して行く。
きな君にとって、「学校を早退しない」という目標は立ててないので、早退することは問題ないみたい。

なんか、違うだろ~・・・?

と突っ込みたいところだけど、、、むずかしいところなの。

だって、「具合が悪いときは休んで良い。」なんて曖昧なこと、どうすればきな君が納得できる???
熱が何度以上・・とか決めても、熱はないけど下痢をしていたら・・・?おなかがゆるいと下痢の違いは何だろう・・?咳が止まらない場合は・・・?

あ~面倒くさい!!お迎え行くから行っておいで!

ってことになるでしょ。

保健の先生には「お母さん、もう少し気をつけてあげてくださいね。」なんて言われるけど・・・

まあ、出席停止という名目がつくものは休んでくれるので、いいじゃないかと思っちゃってます。

最近、学校が楽しくて目標のほかにも行く意味が出てきたきな君・・・
来年も目標は「学校へ行く」かな・・・それともステップアップするかな~・・また突拍子もない目標を立てちゃうかもね!

きな君のこういうところ・・・困りつつ、楽しんでいる母なのでした。








バーベキュー

今日は久しぶりのバーベキュー!!

我が家のバーベキューは、家族がめいめいお友達を誘うので、色んな顔ぶれで集まる。

すけさんの会社の後輩やら、きな君のお友達ファミリーやら、私の学生時代の友人やら更にお友達が誘った親戚やら・・・総勢19人!

そのうち子供が9人、子供は野球やサッカーを楽しんでいたり、男性チームは酔っ払ってはじけていたり・・・女性チームは帰りの運転があるので、ノンアル片手におしゃべりしたり!!

知らない者同士でも集まればホント!楽しいよね!!

きな君もアウトドアが大好き!

とにかく自然の中で大胆に遊ぶのが好き!

春や夏は虫取りや水遊びがメインだけども、冬に近いこの季節・・・虫はいないし、さすがに水も禁止令がでた。

でも子供が集まれば、自然の中を走るだけでも楽しそう!

しか~し、きな君とのレジャーは必ず事件が起こる・・・

バーべキュー開始からわずか一時間・・・全身ずぶぬれのきな君が戻ってきた。

「川に落ちた。落ちたついでに川でスクワットをやってみた。」

ほう、漫画で見たトレーニングだね。もうすぐ12月の川で試さないでよ・・・!

みんな想定外の出来事に絶句してたけど、お母さんには想定内・・・ケガしなきゃいいよ(笑)

外出時の必需品「着替え」はあったので、服を着替えて、濡れたものは軽く洗って干しておくことに・・・もう慣れっこ!

ところが・・・さすがに冬のバーベキュー・・・替えの靴までは持っていなかった・・・が~ん(汗)
きな君は、ずぶぬれになるような事はするけど、ぬれた物を身につけておくのは苦手!!
だけど、レジャーシートの上にじっとしているのはもっと苦手!

困った性分は百も承知なのでどうするか迷っていると、きな君は新聞紙で靴を作り始めた!ファンタジスタ本領発揮!!この発想力・・・そして行動力!!

そうだよ~、靴はなければ作ればいいのよ。

大人も子供もわくわくしちゃって!

子供たちはみんなで靴を作り始め、大人たちは「きな君のこういうところ、いいよな~。まあ正直、きな君を育てる自信はないけど、子供らしくて最高!」・・・なんて誉めて???もらえた。

きな君は新聞紙シューズで、小石を踏むと「痛っ!」となりつつ野球を始めた。
その間に大人は三人がかりで、靴を火にあてて靴を乾かした。

新聞紙シューズに続きレジ袋シューズも破れたところで、無事に靴も乾き、その後は足元を気にすることなく野球に熱中!!はじけとんだ炭のかけらを踏んで、ちょっと熱い思いをした他はケガもなくすんで良かった。

お天気も回復したし、最後まで楽しいバーベキューだったよね。!

帰りの車の中で、楽しすぎて興奮冷めやらぬきな君に提案!

「お母さんも忘れることあるから、靴や着替えを自分で用意できるといいね。」

「そうだねぇ・・・」とたんに小さな声で自信なさそうなきな君・・・母の提案は即廃案となりそうだ。



きな君の予定

アスペ君の苦手なもののひとつに、予定外の出来事・・・がある。

きな君も小さいときは、パニックをおこしたりすることもあったけど、最近はずいぶん柔軟に対応できるようになってきた。

それでも、予定が変わったり見えなかったりするのはストレスになるようだ。

たとえば、今年は音楽会に出場するクラスを決めるオーデションがあって、当然だけど結果が分からないままオーデションを受けるよね。

こんなことまで予定が見えないと不安になってしまうんだ。

この日は、通級のあと「教室に入れない」と言い出し、カウンセリングルームで切り替えられるのを一緒に待った。

最後は担任が、ちょっと強引に連れ出してなんとか参加できた。

遠足も運動会も、一歩を踏み出すまではかなりの葛藤があるみたい。踏み出してしまえば、たいていは大丈夫なタイプなんだけど。


最近は教室に入れなくなることもなくなり、パニックも激減して穏やかな学校生活を送っているけど・・・おととい久しぶりに不機嫌な帰宅。

なんかあったな~と思って、さり気なくたずねると・・・

「今日の漢字の50問テスト、70点だった。」

「別に悪くないよね・・・?ママ的には充分だとおもうけど?」

「おれの予定では90点だったんだよ!!なのに20点もひくいなんて!!」

はあ・・?

どんな予定だ、そりゃ・・・(汗)

きな君の学校では国語に力を入れていて、学期末の漢字50問テストは100点を取るまで追試がある・・・しかも休み時間に。

きな君は、満点は無理でも90点をとって追試は一回でクリアする。そうすればいつも通り、休み時間にドッジボールが出来る・・・という予定をたてたらしい。

ところが、予定より20点も低かったせいで、一回で追試を乗り切る自信がなくなり、さらに宿題も増えた・・・というのがイライラの原因らしい・・・

気持ちは分かるけどさ、付き合わされるこっちの身にもなってよ~

そこで説得開始!彼を説得するにはコツがある。頭ごなしに言ってもパニックを起こすだけ。
本人が決められるように誘導する。

「気持ちはわかるけど、君にイライラをぶつけられると、家族は困るんだよ。」

「それはそうだ。」

「君は今どうしたいの?」

「ショックで宿題をやる気になれない。」そりゃそうだ、宿題は予定の三倍だもの。

「やるかやらないか、いつやるか、それはきな君が決めていい。だけど、やるなら明日の朝がリミットだよ。」

「明日6時に起こして。」

ここまで予定が立て直れば、先ほどまでの不機嫌はうそのように、いつものきな君に戻る。

不思議だよね・・・予定が明確になるだけで落ち着くんだ。

きな君は予定通り、6時からひとり勉強し宿題をまずクリア!

うれしいことに追試も一回で乗り切れた!!(万歳)こういう予定外は柔軟に対応できるのだけどね・・(笑)

あすぽ~と

2012年 11月 18日・・・発達障害児の未来をサポートする会・・として「あすぽ~と」を発足しました。

発足しましたって、ほんとに発足しただけなのですが・・・

NさんとYさん、そして私とメンバーも三人だけ。でも、一歩前に踏み出そうと思いとにかくこの日に発足しようって、勢いで船出してしまいました。

今のところ、会の目的や運営法など決めておきたいことを、時々集まって話し合ったり、DVDや書籍で発達障害について認識を深めたり、先日のように勉強会に参加したり・・・と、そんなところですが。

この船出が吉と出るか凶と出るか・・・それは今後の私たち次第ということになるでしょうね。

私自身アスペ君の母親として、発達障害への認識が変化というか進化というか、変わって行く中で「あすぽ~と」をどういう方向に持っていくのがベストなのか・・・?模索中です。

私が個人的に思っていることですが・・・
きな君に対して、あまり遠い未来を考えずに今出来ることをやることにしています。もちろん私の力量でね・・・ハードルあげると続かないから・・

あんまり考え過ぎると、どこにも進めなくて時間だけがすぎてしまう。
まあ、そういう時間も無駄ではないと思いますが、成長期の子供の時間は限られているので、療育に関しては「今」が大事ではないかと。あくまで私個人の考えですが・・・

「あすぽ~と」も、今出来ることをやって、私自身その中で成長できれば・・と思っています。

ほんとは11月18日にアップすれば良かったのですが、11月18日は発足式を持たずに勉強会に参加し、三人の中で発足という意識を持つことにしました。

なんせ、最近すぐに忘れてしまうのです。勉強会の内容を早くまとめないと、大事なことが抜けてしまいそうで・・・(汗)そちらを優先しました。

・・・と言うわけで、今後「あすぽ~と」の活動内容も、ぼちぼち載せていきたいと思います。

ちょっと悩むこと

今日は弟のもっちが幼稚園をお休みした。

2~3日前から咳が出ていて・・・今日も熱はないのだけど、朝も起きられないし、幼稚園大好なもっちが今日は家にいたいと言うので大事をとってお休みした。

もっちの体の大事をとった・・・と言うより、もっちの風邪が悪化すると、きな君の放課後くらぶ(軽度発達障害児のソーシャルスキルトレーニングをする、放課後デイ)の送迎が難しくなってしまうから・・・

水曜日は平日で唯一、きな君の送迎がない日なので、今日大事をとって治してしまおう!!・・ってことでお休みした。

休んでみると、薬の影響もあるとはおもうけど、ずーっと寝っぱなし。毎日毎日、きな君の送迎でお昼寝もできないし、なかなかお友達とも行き来できない。

いくら丈夫なもっちでも、疲れるしストレスもたまるよね・・・それに4歳のもっちが自分の体の状態を申告できるなんて、ちょっとしっかりしすぎ。

臨床心理士の先生に、「もっちはお母さんの大変さを分かっていて、聞き分けてくれていますよ。お母さん甘えすぎないようにね。」って言われたことがある。

分かってはいるけど、きな君を優先してしまう。きな君も待ったがないからね。

きな君ともっちのバランスをどうとれば良いのか?・・・ほーんと、悩む。

最近では、私の事情を考慮して、もっちも一緒に遊んでくれるお母さんたちがいます。きな君の送迎の合間に顔を出すと、お友達と楽しそうに遊んだりケンカしたりしているもっちがいる。

このところ活発になり自己主張して手ごわくなって来た、そんなもっちを見ると、幼稚園とは別にこういう時間が必要なんだな~・・・とつくづく思う。

もっちのお友達のお母さんたちには甘えてばかりで心苦しいけど、甘えてしまっています。
いつか私に出来ることがあれば、そのときは喜んでやらせてもらおう・・・と心に決めながら。

周囲にきな君のことを正直に話すかどうか・・・これまた、いつも悩みます。
でも、うそをつくのも自分が情けないし、「毎日どこへ行ってるの?」「役員会お休みだったけどどうしたの?」なんて聞かれたときには、涼しい顔であくまでさらりと正直に話します。

いまのところそれで嫌な思いをしたこともないし、かえって手助けしてくれて、私は本当に周囲に恵まれていますよね。

専業主婦で育児していても、いつも悩む・・・相手が子供と言えど人間だから悩むのかもしれないね。

オリジナルパフォーマンス 

前回の続きです。続きですよ~・・・あとでつながります(笑)

精神科医の杉山登志朗先生の著書の中に、アスペルガー症候群の特徴のひとつとして「ファンタジーへの没頭」とあります。

きな君を見ていると、没頭をとおり超えて現実と混同していることもある。

きな君はアニメや漫画の世界に入り込むのが好きで、キャラクターになりきって、それこそパフォーマンスしています。何もないところからゴッコ遊びは出来ないけど、ストーリーや設定が決まっている漫画やアニメの世界では、のびのびとゴッコ遊びができるみたい。

自閉傾向の特徴のひとつに、想像力の欠如が挙げられるけど・・・想像力はあるんだよ。ちょっと個性的なだけで。

剣士、執事、ゴルファー・・・と気に入ればそれにしばらく没頭して、話題もそれに集中・・・親でさえウンザリするほど同じ事を繰り返している。最近はボクサーにはまっていて、一人トレーニングに励んでいます。

なりきり行動や同じ話題エンドレスくらいならまだ良いのだけど、以前忍者になりきり過ぎて、血で動物と契約すると自分の親指を噛み切ってしまったことがある!
注射で「痛いのいやだ!」って大暴れなのに、まさかそんなことをするなんて・・・

しかも、「修行が足りないから動物が出なかった」と言い張るので、同じ漫画の中で血を出さずに動物を出しているシーンを見つけ、血を出さない路線でいくと約束させました。こっちも必死です・・・(汗)

パフォーマンスのお話を聞いたとき、ピンときました。これもパフォーマンスなのではないかなって・・・

もちろんおままごとのような、ストーリーのない、人とやり取りを楽しむようなパフォーマンスではないけれど、きな君なりにパフォーマンスをしながら社会性を模索しているのではないかと・・・。

というのも、きな君の好む漫画が、だんだんと現実的なものになっていって・・・(まあ、漫画であることには変わりがないのだけど)

それに伴ってファンタジーと現実の境目がはっきりしてきた。

今までは剣士にはまれば剣道を習って見て、バシバシ打たれるのが怖くて辞め・・・ゴルファーにはまればゴルフを習うけど、バンカーの土で遊んでしまい・・・って感じだったけど、ボクシングジムは厳しそうだし自分には向かないって判断して、おうちで真似して楽しんでる。

ねっ!パフォーマンスでしょ!?

それに、こういうのも発達というのかな・・・(笑)

まあ、家族が結構ふりまわされている、きな君のパフォーマンスなんだけど、最近漫画やアニメの設定を利用して相手を理解する・・・という方法にたどり着いたようなんです。

もともときな君は、相手を「好き」「ふつう」「きらい」と3パターンくらいに分けて、かかわり方を対応して来た。勝手に分類するなんて、相手に失礼なことだけど、コミュニケーションが苦手なきな君にとっては、平穏な学校生活を送るための苦肉の策だった。

残念ながら、すぐに想定外のことが起こり、パニックになってしまい平穏な学校生活には程遠いものだったけど。

きな君はけして人と関わることが嫌いではないのに、人を理解することが難しくて・・・

ところが最近、相手を似ているキャラクターに当てはめストーリーを想起することで、うまく関われるようになってきた。

「~くんは、あのキャラクターに似て暴れん坊だけど優しいときもある。」という感じに。

多角的にものを見れないきな君にとって、このツールは画期的なものなんだろうね。今まで苦手だったお友達ともずいぶんうまく関われるようになってきたし、学校を嫌がる言動も無くなってきた。

休み時間も同級生とドッジボールで汗を流すのが日課に!

小学生お得意のルール変更にも、粘り強くついていけるようになったし、出来た喜びを持ち帰るようになった。

かつて、放課後は学校であった嫌なことを、時には何時間も訴えていたきな君が・・・楽しい話を聞かせてくれるなんて!!

こういう喜びってアスペ君を育てる醍醐味かも・・・当たり前のことで大喜び出来ちゃうんだよ!!

話がどんどんそれてますね・・・(汗)パフォーマンスにもどしましょう。

きな君を見ていて思うのは、人にはそれぞれパフォーマンススタイルがあって・・・個性に合わせて何かを獲得していくのかもしれない・・・と私は思うのだけど。

すべての人においてね。

私も、もう少し怒らないお母さんをパフォーマンスしてみようかな!少しだけね・・・




パフォーマンス

ちょっと、頭がこんがらがっちゃう話・・・分からなかったらごめんなさい。

昨日、Nさんと発達に関する講演に行ってきました。

発達障害の有無に関わらずヒト全般に言えることだけど、とっても興味深かったので私なりにまとめてみます。

講演の内容を要約すると、「おままごと」に代表されるような、自分以外の誰かをちょっと背伸びして演じる行為を「パフォーマンス」といい、このパフォーマンスが社会性の発達に深く関わっている・・・ってことだと私は解釈しているのだけど。

このパフォーマンスを行う時に大切なことが三つあって、

1、結果を求めない

2、安心して支援者に見守られる環境

3、出来ることをやるのではなく、出来る自分を演じる


ちょっと、分かりにくいかな・・?講師の先生が「おままごとに」例えて説明してくれたので、おままごとにリンクして考えてみると、

1、おままごとに結果を求める人は、まずいないよね。

2、緊張感ただよう空気の中でやるものではないよね。親や保育者やお友達と和やかにやるものだよね。

3、おままごとで自分になりたいって子はあまりいないよね・・?お父さんとかお母さんとか、小さくてなれる訳もないのになりっきって遊ぶよね。

どうだろう・・?パフォーマンスのイメージ沸いたかな?

アメリカでは、「舞台で演じられれば、人生でも演じられる」って考えのもと、8万人も参加するオールスタープロジェクトってものがあるらしい。これは歌でも踊りでも美術でも、また裏方でも何でも良いのだけど、自分の役割を演じることが目的なんだ。

最初は「おままごと」だけど、次第にパフォーマンスの対象が変わり、モデルとなる人をみつけ、自分のパフォーマンスを仲間に見てもらいたくなる。

私の考えだけど、たぶんパフォーマンスも発達していくんだと思う。そして、パフォーマンスを繰り返しながら自分ってものを認識したり確立していくのではないか・・・とも思う。

考えてみれば私がきな君を産んで、最初は母親というパフォーマンスから入ったのかもしれない。理想どおりにはパフォーマンスできなかったけど、周囲に見守られながら時には失敗したり妥協したりしながら、私っていうお母さんができたのかも。

一緒にパフォーマンスするママ友が何人かいて、環境的には恵まれていたと思う。

講師の先生は、思春期、青年期の発達とは、パフォーマンスできる環境が保障されることで、結果として身につける部分が大きいと、お話を結ばれていた。


きな君はいわゆるゴッゴ遊びはしたことがないと思う。これはアスペルガー症候群の特徴のひとつ。

小さい時に、草をご飯だと言われ「食べましょう」なんてなった時にはパニックだったし、きれいな石を「魔法の石」と名づけ魔法使いごっこをしていたお友達に、「石にしか見えない」って怒り始めるし・・・出来なかったと言う方が適切かな。

でも、きな君にはきな君のオリジナルパフォーマンスがあって、最初は頭痛の種だったけど次第に進化を遂げて、現在ではきな君の重要なコミニケーションツールとなっているような気がする!

きな君のオリジナルパフォーマンスについては次回に!

授業参観

先日、きな君の学校で「学習発表会」という名の授業参観があった。

この日、私はどうしてもはずせない用があり、きな君の父「すけさん」と弟の「もっち」で見に行ってもらった。


きな君に限らず発達障害児の参観は、こわ~いお化け屋敷にいるような、何が起こるか分からないスリル満点のドキドキ感がある。

きな君が、一年の時の参観では・・・クラス全員メロデイオンを吹いているのに、きな君はひとりメロデイオンの分解に夢中だったし、

二年の時は、席から消えたきな君を目で探すと、同級生の弟妹たちに混ざって楽しそうに遊んでいたし、

きな君のもっとも苦手としていた親子交流会では、床をゴロゴロ転がって行った挙句、体育館のマットレスで寝てしまうし・・・

笑ってすまされないこともあった。
「きなに、マジ何とか言ってやってくれない?」・・・と、私にきな君の苦情を言いに来た女の子にとび蹴りをかまして・・・またその蹴りが運悪く、おなかにヒットしてしまって大騒ぎに!!

日ごろから苦手な子だったし、私に苦情を言われたことでパニックになったのは分かる・・・分かるけど、母の頭は真っ白になったね・・・

ほんと、参観では何が起こるか分からない。

きな君の行動以上に困るのが、先生の指導下にあって、どこまで親が手や口を出して良いのか??・・・という判断。

飛びけり事件のときはもちろん平謝りだったけど、基本的には先生にお任せして見守ることにしている。
周囲の視線やつぶやきに心が折れそうになることもあるけど、自分を励ましてなんとか平静を保っている。

そんな、きな君も三年生を境に落ち着いて来た。
自分の状況や考えを言語化できるようになって来た時期と重なる。

三年の交流会では、きな君とペアになる大人が私になるよう配慮してもらえたおかげで最初から落ち着いていたし、私たち親子が逆転してチームが優勝できたので、「楽しかった」って言葉もでたし、参観の苦手感が和らいだのかもしれない。

今回の参観では、発表する内容を自分でまとめ、自宅で繰り返し練習していた甲斐もあり、「緊張して間違えちゃったけど、頑張れた。」と自分を客観的に評価していたし、私の携帯には、すけさんからの「感動したメール」がバシバシ届くし・・見れなくてもきな君の頑張りは私にも伝わってきた。

学習発表で力を使い果たしたきな君は、帰りの会はダラダラで連絡帳も記入していなかったらしいけど、それでも息子の成長した姿にすけさんは、いたく感動し昼間から一人で飲んで酔っ払っていたらしい・・・

でも、気持ち分かる!!

はじめまして

ADHDとアスペルガー症候群を併せ持つ、我が家の長男「きな君」も10歳になりました。


みなさんは、「発達障害」と聞くとどんなイメージを持ちますか?

   落ち着きがない・・・とか、周囲に合わせられない(いわゆる空気が読めないってやつ)・・・とか、音や光や臭いに敏感・・・とか・・・

確かにね・・・きな君も全部当てはまっていますよ。全くもって正しいのですが・・・ちょっと、う~ん・・・ってものばかり。実際、損な性分っていうか、そんなところばかりが目立つのね。
情報が溢れ、発達障害についての認知が広がったのは、ある意味では喜ばしいことだと思います。
・・・思いますが、、、世の中に溢れているのは、ポジテイブな情報ではなく、ネガテイブな情報ですよね・・・

それはアスペ君のお母さんとしては、ちょっと切ない。

   本当は、純粋でまっすぐだし、表現が苦手なだけで思いやりや優しさに溢れているし、だらしなさそうでストイックな面もあったり・・・

きな君といると、刺激的で笑いがたえなくて、彼の純粋でまっすぐな生き方に癒されることもしばしば・・・

もちろん、発達障害を持つ子どもを育てるのは楽ではありません。
親子で、山あり谷ありパニックあり!!
でも、思い切って発達障害をとことん楽しんでしまえば、苦労に見合う分の・・・いえいえ、どーんとお釣りが来るくらいの喜びを持ってきてくれる・・・

きな君は我が家のトラブルメーカー・・・ではなくてファンタジスタ!
発達障害が持つ、発想とかひらめきとか・・・きな君はいつも全身で全力で、私たちに魅せてくれる。表現が刺激的過ぎて、ひきつっちゃうこともあるけど。

ファンタジスタとの生活にも、すこ~しゆとりが出てきた今日この頃・・・きな君とのこれまでのこと、そしてこれからのこと。
そんなことを、のんびり綴っていきたいな・・・と思っています。

                                                ぴょん

プロフィール

ぴょん

Author:ぴょん
発達障害ってなんだろう・・?
アスペルガー症候群の息子とその家族が、「発達障害のままで幸せに暮らす」「発達障害という特性を活かして自立する」を目標に、「今出来ること」をやりながら、楽しく暮らしています。母親として、家族の一員として感じたことを、のんびり綴ります。

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