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ぴょんのつれづれ日記♪

佐々木先生がよくいいます。
「無理解で熱心な人は発達障害の天敵」ってね。

最近、またテロのニュースなんかが出始めると・・・。
無理解って発達障害に限らず、人を傷つける元凶な気がする。

何でも、パキパキ理解できなくてもさ、理解しようって気持ちが有れば・・・行き違いとかはあったにしても、現実に傷つけるような事態にはならないと思うんだよね。

こんなことがあるたびに、ムスリムの方たちが肩身の狭い思いをするのも・・・無理解だと思うんだよね。

こんなとき、思い出す人がいる。
モハメドって名前と、オーストラリア人ってコトと、敬虔なイスラム教徒だってコトしか知らない。
いや、もうちょっと知っているかも。
娘さんが3人いて、ちょっと、いやだいぶぽっちゃりしていて・・・そして、信用できないくらい良い人だった。

もう17年も前に、スペインのコルドバのバス停で出逢った。
声をかけたのは、私たち・・・。マドリードでスリの集団にいろんなものを盗られちゃって・・・。
奇跡的に、パスポートと航空券は無事で・・・リコンファムしたいけど、航空会社の電話番号を書いたメモを盗られてしまい・・・旅行者に手当たり次第聞いていた。

彼は電話番号を教えてくれ、「警察には行ったのか?」と心配してくれた。
そこから3日間、行き先が一緒だったこともあって・・・彼は私達の世話を焼き続けた。
コチラが不審に思うくらい親切だった。
いや、実際に不審に思った。私達も数日前にスリとはいえ、かなり強引に物を奪われたばかり。
「良い人なんだろうけど、知らない言葉を話す人を信用できない。」
・・・いやはや、知ってる言葉を話す人でも信用できない人はいっぱいいるのに、スゴイこじつけ。

彼に、もう私達のことは気にしなくて良いと伝えると・・・。
まあ、信用してないよ・・・ってオーラ全開だったから。
「私を信用してください。私にはあなたくらいの娘が3人います。自分の娘達に誓って悪いことはしない。」
といい・・・彼は私達の世話を焼き続けた。

まあまあ、列車のチケットや宿泊する部屋の手配から、英語の発音が悪いとか、安く食事を取る方法とか、ビジネスの合間に観光したり、出店につれて行ってくれたり・・・まるで父親のようだった。
ちなみに、オスタルのフロントの青年にも英語を教えてあげていた^^;
知り合って3日目に、私達はマラガへ彼はジブラルタルへ行くことになり、途中まで列車に同乗した。
彼は、自分と一緒にジブラルタルへ行って、そこからバルセロナへ行くよう提案してくれたが・・・ジブラルタルからバルセロナ行きの飛行機がいつ出るのか分からないし、予定通りマラガへ行くことにした。
→実はマラガも予定外で・・・グラナダからバルセロナに行く予定が、グラナダからのフライト予定を書いたメモを盗られてしまったため・・・残った情報の中から、利用できそうな飛行機が出るマラガへ行くことにした。

そのとき、彼は私達のような子供がなぜ2人だけで旅行をしているのだ?と、聞いた。
子ども・・・?いやいや、私達社会人だし、休暇をとって遊びに来ただけ。
彼は私達を子どもだと思っていたらしい。
全く信用してくれなくて、パスポートを見て目が点になっていた^^
びっくりしたあと、彼は自分のことを話し始めた。
自分の祖先は南スペインからの移民であること、それゆえに自分たちは敬虔なムスリムであること。聖地で50日間断食したこと。食べれないことより、家族に会えなくて辛かったこと。
「家族はどうして一緒に行かなかったの?」・・・と聞くと、
・・・妻はクリスチャンだから・・・と、彼は言った。

「宗教は違うけど、自分達はお互いを理解しあっている。」

それを聞いたときの衝撃!
本当に相手の立場になって考える人だったんだな~。
私達、思いっきり疑っちゃって・・・ごめんなさい。
本当は、いっぱいいっぱい感謝しているんだよ。
伝えたいことはたくさんあったのに・・・言葉が分からないから・・伝えられなくて。
もどかしい気持ち。

違う文化に放り込まれたスペクトラムっ子みたいに。

彼とは、そこで別れてそれっきりだけど・・・。
色んなものをわたしにくれた。

私の知っているムスリムは、信じられないくらいいい人だから・・・。
偏見を持たずに来れた。
子どもや家族が相手でも、理解しようとする気持ちが大切だってコトも。

ひとつだけ心残りがある。
乗り換え時間が1分しかなくて、お礼を言えなかったこと。

モハメドさん、思い出すたびに「ありがとう」って言っているんだよ。

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ぴょん

Author:ぴょん
発達障害ってなんだろう・・?
アスペルガー症候群の息子とその家族が、「発達障害のままで幸せに暮らす」「発達障害という特性を活かして自立する」を目標に、「今出来ること」をやりながら、楽しく暮らしています。母親として、家族の一員として感じたことを、のんびり綴ります。

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